若いうちから健康に気を付けている人は、一体どのくらいいるでしょうか。

ジムに行ったりジョギングをしたり、日頃から定期的に体を動かすようにする事は、将来の自分の健康を支えている事を意識した事はありますか?また体の健康と同様に、心の健康にも気を使っていますか?

 

近年ネットなどでもよく使われ、身近になってきた「メンタルヘルス」と言う言葉。

これは精神面の健康を指す言葉で、体が健康を害すと風邪を引いたり病気になってしまう様に、心も病気になってしまう事を表しています。

 

心は目に見えないので、病気の状態を判断するのが難しいかも知れません。しかし気を付けないと自分ではしんどいと思っていても、他人からは分かってもらえないので中々言い出せずに悩んで悪化してしまうケースも少なくないのです。

 

日本では特に心の病気を患っている人が多いと言われており、厚生省でもメンタルヘルスに関するホームページを設置し、メンタルヘルスについて認知を広げる活動をしています。

 

では心の病気と言われるとどんなものがあるのでしょうか。

厚生省 「みんなのメンタルヘルス」

厚生省の「みんなのメンタルヘルス」によると、依存症やうつ病、認知症、摂食障害、総合失調症、PTSD、てんかん、性同一性障害、適応障害など様々なものがある事が分かります。

 

「みんなのメンタルヘルス」によると、心の病気を予防するにはストレスをためないようにする事、また気になる事がある時は専門機関を受診し、周りの人との支え合いが大切であるとされています。

認知症とメタボリック症候群の関係

また実は認知症の発症リスクは、メタボリック症候群にかかっていると上昇する事が分かっています。

 

メタボリック症候群とは「内臓脂肪型肥満」の事で、脂質異常症、高血圧、高血糖の中の2つ以上の症状が当てはまる状態を指しています。健康診断でもチェックされるようになり、「メタボ」と言う単語で、既に私たちの生活にも浸透していますよね。

 

このメタボの人は、認知症の前段階である「軽度認知障害」と言われる症状を発症するリスクが通常の人よりも高い事が分かっています。

 

シンガポールで2003年から約六年間にわたり1519人の男女を対象に、メタボリック症候群と軽度認知障害の関係を調べるための調査が行われました。

 

この調査結果によると、調査を始めた時には認知機能に異常がないと判定された1519人中、340人はメタボリック症候群と判定されていました。六年後その内の約14%の人が軽度認知障害を発症しています。

 

この数値はメタボリック症候群で無いと判定されていた残りの1179人のうち、約8%の人が軽度認知障害を発症した事に比べ、メタボリック症候群が認知症のリスクを上昇させることを明らかにしています。

 

この調査を行った医師は、メタボリック症候群になっていると若い頃から認知症を発症するリスクが上昇するので、日頃から適度な運動など生活習慣に注意し予防が必要であると警告しています。

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは

また日常的に運動し体を動かす事は、「ロコモ」と呼ばれる疾患の予防にも繋がります。「ロコモ」とは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の事で、骨や筋肉、関節などの機能が低下する事で、日常生活に支障を来す状態の事を指しています。症状が進行していくと、介護が必要になったり寝たきりになってしまう事もあります。

 

このロコモも、近年若年化が指摘されています。

若い人も運動不足が原因で筋力の低下が進み、本来ならば心配しなくてもいい年齢層の人のロコモが問題になっています。

普段からつまずきやすかったり、少し体を動かしただけで疲れてしまう人は要注意です。

 

病気になってしまってからではなく、何事も予防する事が大切です。

若いうちから積極的に体を動かし、体と心どちらも健康に保つ努力が必要ですね。